僕は WEB デザイナーではありませんが、建築の意匠設計からの転職プログラマなので多少気持ちはわかるつもりです。なので、こういう風に見て欲しいとか言う気持ちはよくわかりますが、WEB デザインはそのコントロールが次第に高コストとなってきています。また、形態は機能に従うという言葉がありますが、WEB 制作においてのデザインがそれを踏まえてなくてもカンプならなんとなく成り立っているように見えてしまうことも問題です。
なぜ、Designing in the browser(インブラウザデザイン)なのか
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画面サイズの多様化で見た目の一貫性が保証されない
- 大きさだけでなく縦横比も
- 見る場面や操作環境も
- 一貫性の保証をするリソース(金、ひと)の無駄
- それよりは中身(コンテンツ)にリソースをかけましょうか、という話
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実際の端末の中で動かせる
- 使ってみたら使いにくかったを防ぐ
いや、デザインカンプはあった方が良いのではないか?ないと困る!
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不安
- 完成形がないとなんとなく不安(制作側、発注者側ともに)
- ゴールが見えないと不安
- レスポンシブデザインでもブレークポイントごとのデザインカンプがあれば良いじゃない
いきなり HTML で(プロトタイプを)作り始めても良いこといっぱい
- ビジュアル的にイケてるサイトは作れる
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ボタンをクリックしたり、入力したりと動作確認はできる
- 問題点の早期発見
- 問題解決のコストを小さく
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ブレークポイントは部品ごとに設定して検証できる
- これは静止画のカンプでは無理
- 細かい所を最適化できる
- 参考リンク : FORGE - A Brand Consultancy
インブラウザデザインをすすめるにあたって
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サイト制作によって生み出す価値を下げるものではない
- 楽しようとしてるわけじゃないよ!
- 従来の通りの方法だと費用に対して価値が下がってきてるよ
- 時代や端末が変わっても変わらない価値に重点を置こうよ
まとめ
これまでの制作フロー
調査・分析 > 計画・戦略 > 設計 > ビジュアルデザイン> 開発 > テスト > ローンチ > 運用・保守
これからの制作フロー
調査・分析 > 計画・戦略 > インブラウザデザイン{設計・開発・テスト} > ローンチ > 運用・保守 なんて事を会社での雑談とインブラウザ勉強会の USTを見ていろいろ考えた次第です。